- 2011年06月29日
中国歴史入門受講生のつぶやき
三国志講座を受講し始めてからはや3年は過ぎたのかな。三国志は小説を読んだり映画、テレビで見ることが出来るが、大学の先生から直接話を聞けるなんてそうチャンスはないだろうと思って、三国志の講座を申し込んだ。話は長編ものだが1年もしたら一通り終わるだろうと思っていたが、これが何と脱線に次ぐ脱線で予定通り進まない。でもT先生の脱線はテレビドラマ風の脚色とは違って当時の時代背景、政治制度等の解説なので興味深く、三国志の理解を深めるための必要な補足資料なのである。しかしながら、同じ脱線でも三国志と全く関係のない受講時間90%の脱線にはまいってしまうことがあるが、5,6人いる他の生徒は真面目に聞いているようなのでそんなに無意味な脱線話でもないのかなと思ったりもする。
T先生は三国志の解説をした後、三国志演義と正史三国志の読み比べをし、演義と正史の理解を深めていくので元本の正史三国志をいかにして小説三国志演義に脚色したのかがよく分かる。以前なら正史三国志は昔の真面目な歴史書であるのでわかりにくいという先入観から全く手が出なかったが、演義と正史の読み比べの技術を知ってから、正史を読んでみて、正史三国志の簡潔性に気がついたこの頃である。 isos