- 2011年07月06日
向日葵-張楊監督作品
大家好!
先日BS で中国映画「向日葵」を放映していましたね。皆様ご覧になったでしょうか?
名作「洗澡」の張楊監督の作品で「洗澡」・「昨天」・「向日葵」を監督の父親三部曲と言うらしいです。なるほどね~
北京の下町胡同を舞台に、あの時代の微妙な人間関係を交えつつ、父と息子の愛情と葛藤を描いた良い映画でした
これは監督自身の歴史も重なって 描かれているらしいです。父と息子は永遠に愛情の対象であり、目標であり、ライバルでもあるですね・・・
日本では中国ほど親子関係が絶対的ではないし、社会が翻天覆地ということもないけれど・・・長寿社会においては親子関係も長く続きます
如何にして父親になるか、円満な家庭をどのように維持していくかということは、やはり共通の問題。深く考えてしまうことですね。
映画の最後はネタバレになりますが
息子が一人前になったと悟ったお父さんは、「自分のやりたかったことをする」とメッセージを残して姿を消します。
これが 私にとって中国映画の、「あ”ーっ」と思うところ
お父さんのやりたかった事って何?本当に生きているの?どうして姿を見せないの?お母さんの気持ちはどうなのよ?などなど
次から次へと正解を教えてくれない謎解きに陥ってしまうのです。監督~、これぞ中国映画ですわ~ -yan