- 2009年05月03日
張偉雄学院長による孔子学院講演会を開催しました
「養生~生命を養う中国の伝統思想」をテーマに、札幌大学孔子学院の張偉雄学院長による
第10回孔子学院講演会を開催しました。約60人のご参加をいただきました。
多数のご参加をいただきありがとうございました。
張学院長は講演の中で次のように述べました。
紀元前四世紀後半の中国の思想家荘子は「無為自然、極意の到達は最大の養生」であるとの
考えを示しています。荘子のこの考えは、現代の「カンフー・気功」にもつながっており、
中国広東では武術一般を「功夫Kung fu」と呼びます。
「カンフー」はある目標を目指して一心に精進努力することを意味し、その基本は結果としての
「強さ」よりも鍛錬の精度、プロセスを重視し、弛まぬ鍛錬、極意の到達を目指すものです。
この目指す過程・プロセスは、同時に、内面と外面、人間と自然の調和を追及するものでもあり、
生命を養い、最善な精神的、肉体的な境地を作り出すのです。
日 時:平成21年4月25日(土) 14:00~15:30
会 場:キャリアバンクセミナールーム(札幌市中央区北5条西5丁目7 sapporo55ビル 5階)
講演の最後に参加者の皆さんも気功の練習をしました