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2012年02月28日

第18回孔子学院講演会(講師:莫邦富氏)を開催しました

札幌大学孔子学院では「中国地方都市の潜在能力と日本のインバウンド市場」と題し、作家・ジャーナリストの莫邦富氏をお招きして、2012年2月26日(日)に第18回講演会を開催しました。ご講演要旨は次のとおりです。
「中国進出を検討する企業や行政機関は、中国各地を(1)沿海部(経済的に豊かな地域)、 (2)中部(経済新興地域)、(3)西部(経済発展が遅れている地域)、(4)東北部(経済低迷地域)の4つに整理して理解するべきだ。そのうえでここにに紹介する地方都市、 四川省成都市、江西省南昌市、河南省鄭州市、同ルイ河市、安徽省合肥市などにおける、進出した小売業やファストフード業の驚異的な消費売上高や一人当たりGDPの高さをみてお分かりのように、日本の企業や行政機関はもっと中部や西部の地方都市にも積極的に進出するべきだ。
次に、日本の地方経済の衰退に対する有力な対策の一つは「観光振興」だろう。数字が示すとおり中国人の海外旅行者数の伸びは大変大きい。地元の人々には注目に値しない当たり前の事柄(歴史や特産)であっても旅行者には興味深い話かもしれない。それを魅力的な物語として構成して旅行者にPRしてはどうか。北海道でいえば、中国映画「非誠勿擾」のロケ地が中国人観光客の人気訪問地だが、何も無い場所であっても「非誠勿擾」の物語があったからこそ、多くの観光客が訪れている。地方はその土地その土地の歴史や由来などを物語として上手に語るといった工夫がまだまだ足りないのではないか。」

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