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2019年06月29日

2019年度「連続講座―現代中国の経済と社会を知る」第二回(講師:汪先恩氏)を開催しました

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当連続講座は、中国の経済、社会、文化などに関わる諸問題について、毎回さまざまな視点から解説し、中国に関する理解を深めようとするものです。

連続講座二回目の今回は、「陰陽平衡と長寿健康」と題して汪先恩氏(順天堂大学内科准教授)にご講演をいただきました。ご講演要旨は以下の通り。
健康長寿を願わない人間はいないが、医療技術が高度に発達した現代でも難病性の病気が急増している。この状況を克服するには、中医学(漢方)と西洋医学の融合(併用)、すなはち陰陽平衡理論の知恵が必要である。
中医学(漢方)と西洋医学大系とは基本的に異なっているが、本来対立するものではなく共存互補するべきであり、これを中西医融合という。
健康とは、陰陽平衡、すなはち体に機能の亢進や低下が無く、物質の過多も不足もない状態であるのに対し、病気とは陰陽失衡(アンバランス)の状態である。
養生とは陰陽平衡を維持することであり、治療とは体の陰陽平衡を回復させることである。陰陽平衡理論に従って漢方製剤や養生によりアトピー性皮膚炎など難病性の病気で悩んでいる方を正常化させる例が多い。

※ なお、次回、連続講座第三回の予定は次の通りです。詳細が確定次第改めてお知らせします。
日 時:7月19日(金)
演 題:調整中
講 師:調整中(日中経営フォーラムにお招きする講師陣の中から)
会 場:札幌大学

第二回汪先恩講師のご講演の様子
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